=あなたのいいとこ=
さて最終日になりました
忠通さんお誕生日おめでとうございます!!
相変わらず北嵯峨にて弟と漫才を繰り広げる面白い日々を
送っていただきたいです、はい。
今更ですが、彼のいいところ。
なんやかんやと
蛇蝎の如く嫌われている忠通さんですが
(※いや本当に、いろんな資料・漫画・SNSでめっちゃ嫌われてるし、
とくにあまり良い人には描写されない。
いじわるで狡猾な兄さんというイメージのようです)
彼のいいところと言えば、
やはり摂関家をなんとか保持したことにあると思います。
結果的に五摂家に分かれてしまう訳なのですが
それでも政治の要となる「関白」を出す家として
なんとしても2つの戦いを踏ん張りきったのは凄い功績です 。
現代人の感覚から言うと
家滅びるなら滅びて、
あとは有能な人におまかせしたほうがいいじゃん!
という意見が多いと思います。その方が手っ取り早いように見えますし。
しかしながらそれをやってしまうと簡単に「乱・変」が勃発して
しまうのが昔のまつりごとの恐ろしいところ。
いつでも有能な出る杭は打たれるつーことですかね。
ある意味、家格重視の政治システムというのは
無用な戦いに対しての抑止力の一つだったのかもしれません。
国土が海に囲まれ外部からの侵略が少ない島国ならではの
グランドデザイン構築・維持の為のよき知恵ではないでしょうか。
彼が関わった政治分野に関する記述は殆ど残されていないのが
残念極まりないです。
たまに 玉葉や台記で「こ…これか?」みたいな記録があったり
しますが、中右記や帝王編年記など関連資料含めて読み込み途中なので
すんませんが考察はまた今度の機会に回させてください。
いつも言ってますが、
なんで玉林
のこっとらんのじゃあい!!!!
あと、ざっくり年表から彼の政治活動を順繰り追ってみるだに
フットワーク軽い人だねえと思います。
呈子入内から保元の乱の前年2年間を
別の資料から追ってみるとわかりますので、
暇こいてんだよという方は是非ご覧下さい。
根回しにロビー活動、パワーバランスを見切るのが本当に上手いです。
こういうのは彼の青年期(忠実が政界から一時期去った時期)に
培われたのではなかろうかと推測します。
精神力と勘が相当鍛えられたんだろう、多分。
ああ見えて現場主義な所がいいっすね。
余談ですが、
必要に応じて白河院とも関係していたんじゃないか?とも
ふと想像します。(※白河院には男の愛人も沢山いました)
彼の叔母に当たる女性は白河院最愛の妻で若くしてお亡くなりに。
彼女の遺体にすがって泣いたのは有名な逸話。
院は彼女面影を求め、
一時期その血筋関連や似ている女性をコンプリートしていたそうです。
師子お母さんもその一人ですな。
その血筋関連にある若き貴公子なら一度つまみ食いしてみたいよねえ…
という院の思惑を利用する手は無いですな。
忠通本人は
「まー繋がりつけとけばいいんでね?」
程度に寝てそうな感じがします。
なんというスナック感覚!!!?
資料に残されていないので何ともいえませんが、
やってそうだこの男なら(笑)
そんな彼をあらためてかっこいいと思います。
大好きだ、これからもずっとずっと好きだ。
今後も彼と彼の弟のおとぎばなし漫画を描き続けていきますが
少しでも彼の格好よさ・優しさを表現したいと思っています。頑張ります。
さて今年は
6回コールド勝ちということで(なんやそれは)
更新は終了です。
3日間でしたが、見てくださってありがとうございました!!
これからも忠通さんはじめ、摂関家まんがやイラストなど、
どうぞよろしくお願い致します。
(文責:とくだしんのすけ)
お帰りはブラウザのバックでお願いします。