=藤原家ご一行様・その2=
9回目です。確実に日を越すことを確認したので、のんびりやる。
忠通さんのご子息一覧(一部)です。みんなちがってみんないい(意味深)。
さて、愛人兼弟の頼長はん(実質長男)の紹介は割愛。
四男の嫡子・近衛基実からいこうか。
父親の期待を一身に背負った、色白美青年。9歳の盛子たんを嫁にもらい
世のロリコン野郎どもの嫉妬と羨望を欲しい侭にする。
政略結婚とはいえ、結構可愛がっていたみたいですね。ああ素敵、年の差13歳婚。
この二人がいちゃいちゃしとるだけの漫画が描きたいんですがね。ギリギリここに置ける程度のやつを。
さて基実の出世スピードですが、やはり嫡子故に速い、はやすぎ、上がり3ハロン33.1くらいのもんです。
それだけ期待が大きかったという事なんでしょうか。プレッシャーも半端無かった模様、ううんおとうちゃーん。
政治家としての手腕は未知数でしたが、早世が悔やまれますな。
で、我等の響さんもとい、五男の松殿基房。
兄の死でタナボタ的に氏長者の地位を射止めた男、これまた色白で美人でめちゃめちゃモテたらしい。
ここまで記述が残っていると、その配合基(忠通はん)も美形だったのではないかと色々期待してしまうではないかこのやろう。
さておき、他の兄弟に比べて比較的華やかな男だったらしいですね。玉葉にもそれらしき記述があったような無かったような。
政治的手腕はというと、あまり先見の明が無かった模様。1183年以降、源義仲と手を組もうとする辺り、
おまえそれはもうちょっと色々考えた方がいいと思うよ・・・と突っ込みたくなるような、面白い子です。
ちなみに、有職故実は彼が一番精通していた模様。おとうちゃんの教育の賜物ですな。
んでもって、
とくださん内オッズにて目下一番人気の六男・九条兼実登場。
玉葉読んでいる為か、ちょっと彼に肩入れしております。いかんな。
なお出世は右大臣以降頭打ちで激烈遅い模様、こればかりはしょうがない。
そういうこともあって、摂政・氏長者宣下された時のフィーバーっぷりは凄かった。
例えると、
一昨年、西武の星君が打った逆転サヨナラ満塁ホームランおつりなしみたいなもんでしょうか。
彼について本当に色々書きたいのですが、実は摂関家漫画の第二部の主人公になっているので(確定)
今現在あまり情報が書けません、すまぬ。またこんど徹底的に愛してやるよ!!!!!!!
そして記述に困る十男の藤原兼房たん。こいつはもうなんつうか、
天然のafoというかもう、可愛い。
兄の兼実からは「こいつは本当にバカすぎて困る」と堂々と書かれてしまう位には、アレな人だったらしい。
しかし、ちょくちょくこのafoの為に兼実は骨を折ってやっていたようです。なんだかんだ言って、同母弟が可愛いのよね。
彼が太政大臣に任じられた経緯とかは簡単に読めて面白いので、検索をお勧めいたします。
なお、後白河法皇の恋人の一人だった模様。おああ。
いよいよ末子の慈円登場。いやー、慈円が忠通お兄さんの子供だと知った時の驚愕さは本当に凄かった。
性格は穏やかで、はよ隠遁生活したいと懇願したりするかわいこちゃん。
若いのに枯れている所がまたよい。
例の愚管抄の作者です、未読なので玉葉を読んだあと、すぐにでも読みたいですな!!!
一番兄弟仲が良かったのが兼実兄さんだったそうです、このへんも第二部の漫画に描く予定。
皆それぞれに魅力のある子供たちです。子息子女打線についてはえーと
別のファイルでみっちりやりますので。よしなに。
お帰りはブラウザのバックで。