いつパイプ椅子で信西が殴られるのか、固唾を呑んで見守る今回の清盛。


=23話感想=
もうなんとコメントしてよいのやら。

忠正の事:竹馬フラグは回収。
こういう叶えられない約束はやめてくれ、本当に、たのむよ、辛いよ。

忠正としては、清盛を認めたくても認められられない最後の一線があったようです。
「兄の実子ではない」というのが、まあ最大のネックなんですが。
長く続いてきた平氏が余所者に仕切られ、自らの血縁がないがしろにされるかもしれない
その恐怖は家系を守る物としてはあたりまえの感情ですね。
しかし平安時代に、非血縁者をうまいことして家を継続させる風習がなんぼか存在しながらも
「血縁」に固執する忠正は、けっこう頑固型人間だったように思えます。
若き日の清盛のヤンキーっぷりに激怒したという感情もプラスアルファなんですが、まあおいといて。
その辺をうまいこと自分の中で折り合いをつけて、「家が続いていくからいんでねえの?」
というちょっと楽観的な発想にもっていくことができたならば、
この人はもう少し長生きできたのではないかと思います。

しかし、重盛達に優しげに話しかけたあの場面(誰も好き好んで、血の繋がりがあるなしで争わぬ云々)は
胸の奥底にしまっておいた本音が出てしまったのかもね。
ああ叔父上、貴方という人は‥!!!!!

彼の最期、いさぎよかったというか本当に優しいツンデレ叔父さんだったというかもうね。
中の人、お疲れ様でした。もっと豊原さんの叔父上が見たかったよう。

たまにですが、もし清盛がもっと狡猾で「小細工して叔父上が長生きできて」いたら、
はたしてこの先平氏はどうなっていたのか?
ちょっと興味深い妄想をしてしまいます。


今日の外野・西行とエグザイル:ひっそりご観覧あそばしています。
西行はあとで清盛ん所に行って、いけめん力(別名:ふじき力)全開で
いろいろなぐさめてやればいいと思います。いや性的な意味ではなくてよ。
エグザイルは、えーと、なにしにきたおまえ。


清盛:本日のキングオブ可哀相。
ついに政治するようになりましたな、このあんちゃんは。
信西をぶん殴るあたり、まだ青さが残りますが。
こういう確変清盛も見たかったような、なんか悲しいので見たくなかったような、複雑です。


義朝:親は斬れん。罵られても親は斬れん。
お父さん、貴方の息子は優しすぎました。


GOSHIRAKAWA:
あんた相変わらず
ダンサーズ大好きですな!!!

専属事務所とか持ってんだろう、たぶん。そして6割はピンハネして云々
まあさておき、
この底意地の悪さが後に「平安末期最悪の法皇」と呼ばれるまで、
どんだけ加速するか見物です。