普通は首に矢が刺さったらしぬと思うのですが。


=22話感想=
頼長退場の巻。
なんかもう予想以上にへこんでしまった、なにしとる。
実際のところ、かなりえげつない事ばかりやっていた一族とは存じていますが
(今現在でも実際にご一族で御祓いとかされているそうです、驚きだ)
それでも、ご冥福をお祈りいたします。

今日の頼長さま:イナバ物置っぽく首に矢が刺さっても大丈夫!
なんやおまはんは!!
あれか、中身はティガレックス級の硬さか!?
とにかく、頚動脈貫通しなくてよかったですね、は、ははは。
お輿の中に書物が詰め込まれていたのは、頼長らしいなあと思います
普通は財産やら金目のものを持って逃げますよな
確かに本は貴重品だったようですが。それを考慮しても、とんずらこいている時に
知財にまっさきに目がいくのが彼の性格なんでしょうね。

んで、とおちゃんにも見捨てられる頼長さま。
政治的取引はさておき、単純に親子の情として最後に会いたかった
でも断られてしまって、悲しいやら悔しいやら寂しいやらホメイニ師やらでもう、それは泣くわ。
辛かったでしょうな。
ちなみにとくだはお茶の間で号泣しつつ、
あの輿ごと、どうやったら頼長を強奪できるか?ということを真剣に考えていました。

挙句、自決を選んでしまった頼長。
ずるずる生き残る術を捨てたか、ぐぬぬいさぎよいです。
全てに見放された絶望もさながら、父に迷惑をかけてはいかんかもねという考えも
ちょっとはあったのではないかと思います。
とても計算高い人だけど、これくらいの情は残っていて欲しいという、勝手な想像で申し訳ない。

後日、信西に日記を発見される場面。
いやーあの戦火で良く残っていたものですな、これがいわゆる「台記」と言われるものでしょうか。
中身の変態部分はさておき(今日だれそれとやった、などの記述‥‥)
非常にまめな性格を伺わせます。
中の人のインタビューにもありましたが、頼長を演じるにあたり
本編ではあんまし頼長の中身を見せないようにしよう、という方針だったそうです。
最後に少しだけ、頼長の素顔を見ることができてすごくほっとしました。
根っからの悪人ではなく、家族に深い愛情を持ち、ただ政治に実直で真面目すぎた、というのが頼長の印象総まとめです。

しまったちょっと語りすぎた。この続きは近日中に別紙でやろうかと思います。
いやー興味深い男でした、藤原頼長。



オウムちゃーん:あのオウムちゃんはつくりものだよね!!!!!!?
あんな小さい生物が、鳥が、あんなにヨレヨレしてもう、ああもうやめてくれええ!!!!
さておき。頼長の化身っぽくなっていたオウムちゃん、あの演出はいかんぜよ。大号泣だ。
とにかく最期に父上の所に戻れて、よかったなあ。

叔父上フラグ;わかっとるんだ、わかっとるんだが
竹馬でフラグを立てるのはやめい。
「絆など最初からないわ」と言いつつも、
捕らえられて素直に屋敷にいたり、清盛とじっくり話をしたり‥
とても絆の深い叔父と甥だったように思えます。

出家したった上皇さま:何一つ思うようにならない人生という一言が、彼の全てです。辛い。
讃岐に流される描写はあるのでしょうか?気になります。

得子:やはりこいつが最終裏ボスのようです。
政敵はどこまでも追い詰め・叩き潰すのが彼女の流儀です、なんと恐ろしい。
後白河帝に牽制球を投げていましたが、
死球になって場内大乱闘にならんことを祈る。